2024.11.15NEW
「メイクをばっちりすると、めっちゃやる気が出てきます」
坂本花織のやる気スイッチ
NHK杯3位および、SPパーソナルベストおめでとうございます。
とお声をかけると、「ありがとうございます!」と快活に答えてくださる無良選手。昨シーズンからの取り組みの結果なんでしょうか?と質問すると、
「いままでは、どちらかというとジャンプをメインに考えてプログラムを作ってきたのですが、今回は、ステップなどの基礎的な部分を徹底的に突き詰めて作ったので、その辺りが評価にもなっているのかなと思います。」
自身の売りであるジャンプをメインにしないことに葛藤はありましたか? とさらにうかがってみると、「葛藤…というよりも、今の時代、ジャンプは飛んで当たり前の時代になってきているから、やっぱり基礎的な点数があがってこないと戦っていけない…というのはありますね。」さらに「今回コーチをしてくれたチャーリー選手とプログラムを作るにあたって、基本のステップであったり、構成をスムーズに滑れるかとか、そして、去年と全然違う!と言ってもらえるようなものを作ろうという事を話しました。」
ショートプログラムと、フリーのそれぞれの見所を伺うと。「ショートは終盤のステップでは盛り上がる曲調だし、曲自体がだんだん早くなってきて、その中でステップを踏むので、見ている人も盛り上がる構成になっていると思います。その中で、自分の持ち前のジャンプも決めて、しっかり盛り上げて…というところかと。フリーは曲自体が壮大な曲“シルクドゥソレイユのO(オー)”にしました。テーマが水や空気など“自然”がテーマなので、自分がより大きく、全身を使って表現する事が求められました。だから、曲に負けない演技をしたいと思って挑みました。自分自身が空気や水を動かしていくというイメージで、衣装も作りましたし、自然をあやつる神のような感じですかね。」
「エキシビションは『Feeling Good by Michael Buble』という大人っぽい曲目にしました。競技と全く逆で、今までの自分の売りであった“大人の男の色気”を出すことがテーマかと思っています。ある意味最年長みたいな年齢になってきましたので。」と少し微笑まれました。
スケート以外で楽しんでやられていることはありますか? と伺ってみると。
「遠出するのはすごく好きだし、休みの日は結構外出します。あとゆづ(羽生選手)もそうなんですけど、オーディオやイヤホンとかに、完全に二人でどっぷりはまってますね。」と羽生選手と2人で夢中になっていることを教えてくださいました。「最近は、試合のときは電車移動をしますが、試合じゃなければ岡山→名古屋くらいだったら車で移動しますね。半径4時間以内だったら車で移動できます。でもちゃんと腰に負担がかからない椅子に変えてますよ。」
「NHK杯で少なからず自信を取り戻して、次に臨めるかなと思っていますが…。
今年は特に厳しい全日本になる、と予想はしています。その中で自分がどれだけ練習を積んで、アピールできるかというのは、いまからの練習次第だと思うし、それ自体を楽しみに、取り組めるようにしたいと思います。」
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