山本草太選手インタビュー

全日本は、いつも良い演技と結果を出したいと思ってやっていましたが、これまでなかなか納得のいく結果で終われませんでした。今シーズンも表彰台を目標にはしていましたが、前回のグランプリシリーズ中国杯が終わってから苦しい日々を過ごしていました。
ただ、全日本まで残り1か月を切ってから結構吹っ切れて、今回は結果などをあまり気にせず臨むことができました。
それが返ってあまりプレッシャーにならず、いい演技に繋がりましたし、最終的には3位という結果で初めて表彰台に登れたことはすごくうれしく思います。

僕も、正直に言うと海外の試合の方が好きで、観客の方々も会場も、全日本のピリッとした空気感がすごく独特だと思います。海外試合の方がお祭りのような雰囲気があって、声援も試合ではあるもののフランクな印象です。そのせいか全日本は苦手意識がありました。
今回は、いつもは緊張してしまう舞台ではありますが、プレッシャーを感じ過ぎず臨むことができて、自分がやってきたことを出そう、という気持ちでできました。

全日本選手権は今回で10回目の挑戦になりますが、過去にいい演技が思うようにできなかったので、時間はかかりましたがやっと満足いく演技ができたと思います。

今回もすごく男子もハイレベルな試合になりましたが、どの選手にもリスペクトはあります。特に最終グループで戦った方々は、仲間でありライバルであり、普段から意識し合いながら、切磋琢磨し合ってやってこれているので、これからのフィギュア男子をさらに盛り上げていけたらと思っています。

いろいろなところで話しているのでみなさんご存知かも知れませんが、趣味はやはりサウナです。
ただ、ハマり出した時期に比べペースはだいぶ落ち着き、週2くらいから今では週１ペースになりました。
サウナに入るのにも若干は体力が必要とされるので、入った後は疲労も取れるのですが、元気がある日でないと行けないので落ち着きましたね。
ただ、行ってしまえばスッキリして帰ってくるので、やっぱりサウナはいいなと思います。

メダリストオンアイスの前日も男子選手の大人数でいきました。
僕と友野一希くん、森口澄士くん、吉岡希くん、大島光翔くん、木科雄登くん、本田太一くん、中村俊介くんたちです。みんなサウナーで、スケーターのサウナ部としてグループLINEもあるぐらいです。

頂いた商品がメインになりますが、スキンケアはしています。
泥洗顔*¹は結構使っていて、今回も持ってきています。

＊１：ONE BY KOSÉ ダブル ブラック ウォッシャー

柔軟剤は甘い香りのものを使っています。小学生くらいからこれがいい香り、ということを言っているので家の柔軟剤もそれにしてもらいずっと使っています。
香水などの香りも好きですし、リラックスするときや夜寝られないときなど、アロマを枕元で振って気分を整えています。
試合前は、アドレナリンが出て気分が上がるので、逆に落ち着かせるためにアロマなどの香りやスプレーをホテルに持って行って、リラックスするために使っています。

こんな感じのメイクはあまりやったことがないので新鮮です。
衣装はいつも本番用の衣装を担当してもらっている方に作ってもらいました。試合では使えないような、伸縮性の低い素材なのですが、エキシビションなのでこういった革素材も使います。

「安定」ですかね。いいときはバコンッと行けるんですけど、ダメなとき、調子が悪いときとの差が大きいので、悪いときでももう少し上のラインで維持できるようにしたいです。
精神的にも技術的にも、両方です。