中田璃士 選手インタビュー

ありがとうございます。

3歳くらいのときに気づいたらもう氷の上にいたので、始めたきっかけとかは特にないです。気づいたら、という感じでした。
選手だった父の影響も大きく、小塚選手と一緒に氷の上に乗ってから、東伏見のリンクでいつも練習していました。

そうですね。ただひたすらリンクをグルグル回っていました。

憧れの選手は宇野昌磨 選手と鍵山優真 選手です。
宇野選手はどんな状況でもミスをしないのがすごいと思います。
鍵山選手は、一つ一つの滑りが本当に上手なので、尊敬しています。

始まる前は「始まっちゃうんだな。イヤだな…」という感じなんですが、相手選手の点数を待っている間は「もうやるしかない」という気持ちになっています。
他の選手の採点は気になります。すごくいい点数を出されたときは「完璧にやらないとマズいな」と集中力が増します。

ヘアセットは、試合のときはいつも自分でしていますがメイクはしたことがないです。
（試合前は）ワックスを髪の毛全体につけて整え、その時間で心を落ち着かせたりしていますね。

会場に着いたときは好きな曲を聴いて気持ちを盛り上げたりしますが、ホテルにいるときはゲームをしてリラックスしています。
プロ野球スピリッツと、モンスターストライク、あとはサッカーのゲームが好きです。

いちばん好きなのはフィギュアですが（笑）、
サッカーと野球も好きで、幼稚園入ってすぐくらいからサッカーをやっていましたので、野球よりはサッカーの方が少し上ですね。
小さい頃はスケートよりサッカーの方がずっと好きでした。サッカーを続けたい気持ちもあったんですが、僕はスケートを選び、中学からはサッカーよりもスケートが好きな気持ちが上になりました。
そのきっかけは、2021年に負けた全日本ジュニアが本当に悔しかったのと、たくさん上手な選手がいて刺激をもらったことです。

水曜日は午前10時から練習があるので、１時間目を受けてから早退して、その後また学校に戻って授業を受けて帰ります。
他の日は、4時間目が終わったら帰ってスケートの練習です。
水曜日以外はだいたい15時15分から始まって、19時15分から20時30分の間くらいで終わります。
火曜と水曜は18時過ぎにリンクでの練習を終え、そこから筋力トレーニングやバレエの練習があります。

そうですね。休みの日はずっとゲームしてます。
友達と電話しながら対戦したり、協力したりしてゲームすることが多いです。サッカーのゲームは1対１が多くて、集くん*達と一緒にスマホでやってます。

高校は通信制に行く予定で、まだ具体的に楽しみにしていることはないんですが、通学する頻度も少ないので、中学生活で学校に使っていた時間をスケートに充てられたらと思います。
スケートの陸（氷）の上に乗る時間は増えませんが、新しいことにチャレンジできたらと思います。

氷の上ではスケートの話をして、家ではスケートの話はあまりしないようにしています。
優しさは日によりますね（笑）。
でも、他のコーチには敬語を使ったりもしますが、父には使わなくていいですし（笑）。半分リラックスしながらやっています。

気合を入れるためです。（技が決まると）キター！という感じで自然に。

大好きです。お客さんに自分の滑りを見てもらうのが好きなので、自分ができることを魅せるチャンスと思ってやる気が上がります。
今回のメダリストオンアイスの曲は母が考えました。振り付けは服部先生で、ジャンプの内容は自分が得意とするものを入れています。

4回転ループがもうすぐ飛べそうなので、それをしっかり仕上げたいです。4回転サルコウはもう降りられるのでそれも24年もちゃんとできるように。

トリプルアクセルは、いろいろ友達と遊びながらやっていたら得意になってしまいました。
4回転は、集中していたらあまりミスはしなくなります。
また、友達と遊び心を持ちながらジャンプの勝負をしたりと楽しくやってきたから、折れずに、今ここにいるんだと思います。
普段からストレスなく楽しめているのが良いのだと思っています。

24年はまたユースオリンピックや世界ジュニアがあります。そこでしっかり魅せたいです。ユースオリンピックでは1位を取って、世界ジュニアでもいい成績を残して、その後にまたすぐグランプリシリーズが始まるので、集中力を切らさずに、でも休むところはしっかり休んで頑張りたいです。