2025.07.11
明治大学スピードスケート部 佐々木翔夢選手らにスキンケア・メイク講座を実施
●スピードスケートスポーツビューティ事務局
コーセーは、フィギュアスケートやアーティスティックスイミング、Dリーグなど、プロのスポーツ選手を対象に、世界観を高めるためのメイクとして衣装や楽曲に合わせたメイクデザインの考案や、技術指導を行っています。
今回は、初めて大学生のダンスチームを対象に、9月17日に玉川大学体育会ダンスドリルチーム「JULIAS」の皆さんへ、翌18日は体育会エアロビックチームの皆さんへ競技メイクの講座を開催しました。
玉川大学のダンスドリルチームの皆さんは、2024年4月にアメリカで開催された2024ICU世界チアリーディング選手権大会に日本代表として出場しており、Performance Cheer Doubles Pom部門にて金メダル(第1位)を、Performance Cheer Pom部門(18か国出場)で銀メダル(第2位)を獲得。体育会エアロビックチームの選手も、全員世界選手権に出場するなど、どちらのチームもとても強豪なチームです!
今回は、この2チームに、美容開発部ビューティクリエイションユニット(以下BCU)のメイクアップアーティストが、衣装にあわせて表現力を高めながらも、競技中に激しく動いてもくずれないメイクをレクチャーしました。
現在、玉川大学ダンスドリルチームで行っているチアダンスとは、チアリーディングのダンス部分が独立したスポーツで、世界的には「ダンス/パフォーマンスチア」と呼ばれます。アクロバティックな技ではなく、ダンスの技術や表現力、チームの一体感やシンクロ性を競うもので、Pom、Hip Hop、Jazzなどの多様な部門があります。
今回、ダンスドリルの選手への競技メイクの講座を初めて開催するということもあり、BCUメンバーで事前に大会を視察し、選手のメイク状況を確認するとともに、メイクに関する悩みをヒアリングされました。その際のコメントでは、『舞台映え』『表現力の強調』『統一感』が重要との声が多く挙がり、メイクでは、チーム全体として統一感を出すと同時に、踊り手一人ひとりの表情を豊かに表現することが求められているようです。
玉川大学体育会ダンスドリルチーム「JULIAS」
講習会当日は、スキンケアで肌を整えた後にベースメイクからスタート。
ベースメイクは特に使用する量が重要で、『①少量ずつ塗布する ②顔の中心は重ね塗り、フェイスラインはぼかして立体感を出す ③スポンジで肌を軽くポンポンと密着させる ④フェイスパウダーは、パフで全体に押さえるようにのせる ⑤最後に、メイクキープ ミストでフィックスさせる』という、くずれにくいベースメイクテクニックをお伝えしました。
ポイントメイクは、衣装に合わせたカラーを取り入れ、長めのアイラインとアイカラーが一体になるようなグラデーションで、遠くから見ても映えるアイメイクを実施。選手の皆さんは食い入るように、土橋のデモンストレーションを見ながら「すごい!きれい!私にもメイクしてほしい!」などの声が飛び交っていました。
講座を受講されたダンスドリルチーム「JULIAS」の皆さんから感想をいただきました。
【青木選手】もともと骨格に合わせたメイクに興味がありましたが、よく分からなかったため、今回の講座をきっかけに自分の肌質や骨格に合わせたメイクを知ることができてよかったです。私は、パーツごとのポイントメイクは得意な方だと思っていますが、化粧下地やファンデーションを使った経験があまりなく、メイクくずれに悩んでいました。講座で正しい土台づくりを知ることができ、メイクをくずれにくくする方法も理解できたので、今後参考にしていきたいと思います。
【三上選手】シェーディングやチークの入れ方について、今まで自分が思っていた入れ方と立体的なメイクでは位置が異なっていたことが分かり、実際に完成したメイクが普段のメイクよりメンバーから好評で嬉しかったです。遠くから見てもはっきりとした立体感のある仕上がりになったので、大会でもぜひ再現したいなと思いました。
【山西選手】これまではベースメイクをあまり大切に思ってはおらず、「塗ればよい、描けばよい」と雰囲気だけで行っていましたが、スキンケアやメイクを正しい手順で実施してみると、普段と化粧のりが全然違って驚きました。また、今までもチームで揃えたメイクをしていたつもりでしたが、一人ひとりの骨格に合わせて形やバランスを整えることで、一体感のある仕上がりになり、統一感の大切さを改めて実感しました。
ここからは、9月18日に実施した体育会エアロビックチームの皆さんへの競技メイク講座の様子をお届けします。
エアロビックとは、音楽に合わせてリズミカルに全身を動かす「エアロビクス」という運動法から発展した競技スポーツで、健康づくりとして広く親しまれています。技の難易度、動きの美しさ、演技の構成、そしてチーム全員が楽しんで演技しているか、音楽との一体感(エンジョイ度)などを総合的に評価します。
少し横道にそれるのですが…
今では各種競技団体や選手個人への協賛をはじめ、さまざまな側面からスポーツ支援に取り組んでいるコーセーですが、そのスポーツ協賛の先駆けとなる取り組みとして、1990年代エアロビックの大会を協賛するなど、エアロビックとは深い繋がりがあるのです。明るい笑顔で競技に臨むエアロビックの選手たちの魅力をメイクの力で支えたいという想いから、大会協賛をしていた時代がありました。現在大会協賛などは行っていませんが、久しぶりにエアロビック選手の皆さんを対象としたメイク講座を実施したことで、かつての活動をきっかけに、また新たな形で関わる機会となりました。
今回のメイク講座では、団体競技テーマおよび個々の選手のテーマにあわせたメイクデザインの開発、技術指導を行いました。エアロビック競技では、ダンスドリルとは異なり「基本的にナチュラルで華美にならないメイクであること」というルールが定められています。
事前に選手にヒアリングしたところ「目力はありながらも品の良さを叶えるメイクの完成を目指したい」とのことで、『ライン使いと全体のカラーバランス』で印象的に見せるメイクを提案しました。
それぞれのメイクパターンにおいて、世界観を広げるための衣装に合わせたカラーを目元または口元に取り入れ、個々の選手の骨格に合わせた入れ方まで、選手が自分自身でできるようにレクチャーしました。どこから見ても立体感が出るように、『①目元にはライン使いや目尻を強調したメイク ②眉は眉山を少し外側に描く ③全体にハイライトやシェーディングでメリハリをつけるテクニック』をお伝えしました。
講座を受講された選手の皆さんから感想をいただきました。
【山口選手】今まで自分が知らないやり方を教えていただいたので、チークやハイライトなども今後使用していきたいと思います。また、今日教えていただいたアイラインの引き方はとても目力が出たので、早速取り入れていきたいです。
【岸邊選手】今までお化粧の順番も特に意識したことがありませんでしたが、今日習ったことを今後実践していきたいと思いました。
【長谷川選手】普段の競技メイクはとりあえずやってみるという感じでしただったが、チークやハイライトやシェーディングなど一つひとつのメイクの意味や、立体感を出すメイクに関しても勉強したので、今後の競技メイクに活かしていきたいなと思いました。
【石原選手】メイクのレッスンは初めてでしたが、スキンケアのやり方やメイクに関しても一つひとつ細かい部分まで自分に合うメイクの方法を教えていただいたので、自宅でも実践してさらにきれいになれるように努力したいなと思いました。今までファンデーションを使用したことはありませんでしたが、今日のファンデーションはとてもきれいにのったので自分でも購入したいです。
【武内部長・監督】
エアロビック競技は表現力が求められますが、今日のメイク講座を通じて改めてメイクの大切さを感じました。今後もメイクに似合うようなパフォーマンスができるようにしていきたいと思います!
左から、山口選手、岸邊選手、長谷川選手、石原選手
【BCU石井 コメント】
今回初めて、ダンスドリルやエアロビックのメイクを実施させていただきましたが、衣装や曲に合わせて表現力を高めたメイクをすることで選手の自信につながるという点では、「フィギュアスケート」や「アーティスティックスイミング」の競技メイクにとても通じるところがありました。今回サポートさせていただいた選手の皆さんには「落ちないメイク」で安心して競技に集中し、「世界観の高まるメイクデザイン」で自信をもって競技に挑んでいただければ幸いです。
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